「よく頑張ったな初音」

 笑顔の明が初音の頭を撫でてくれる。

「えへへ〜」

「頑張ったご褒美だ、たっぷり喰えよ」

 いつの間にか目の前にあったテーブルには、たくさんのゴハンが山積みになっていた。

「わ〜いっ!」

 たくさんあるゴハン、どれから食べるかとても迷う。
 うん、今日は寒かったし、冬の定番『ほかほか肉まん』にしよう。

「いっただっきまぁ〜っす♪」

 かぷっ♪












「い、いたたたたっ!
 痛いよ初音ちゃんっ、やめてっ噛まないで〜〜!」

 身体の冷えた初音を暖める為、半裸で初音を抱いて寝ていた小鹿一曹は、
 自身の胸が噛まれる激しい痛みで、目を覚ますのであった…。



(了)


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